最近話題になった、スマホが欲しいという娘のために格安スマホを買ってあげた父親の記事。
読みましたか?
父親が少ないお小遣いをはたいて買ってあげたら、娘に泣かれたというやつです。
父親の書き込みを見るなら2chまとめで。
http://ideal2ch.livedoor.biz/archives/54695101.html
「本体の代金から携帯料金まで自分の小遣いから捻出し、運用テストまでして渡したのにこの仕打ち!」「娘の気持ちがわからないよー!」というのが父親の言い分。
娘の希望は「友達とLINEがしたい」だったらしいので、それなら格安スマホでもいいだろうと思うんでしょうが・・・。
いやー、違うでしょー!父親目線なら一定の理解は示せますが、子供目線なら完全にアウトですよ、それ!
父と娘のすれ違い
娘さん的には、きっとiPhoneが欲しかったんでしょうよ。
しかし、それがうまく伝わらなかった。もしくは、父親が感じ取ることができなかった。それが悲劇のきっかけ。
たぶん、親子の会話ではこんな感じだったと思いますよ。
娘(友達と同じiPhoneが欲しいなー)
娘「パパ!スマホが欲しい!」
父(どういう理由で欲しいんだろう)
父「どうしてスマホが欲しいの?」
娘(どうしてって言われても、友達が持っているからぐらいしか理由ないよね・・・)
娘(あ、友達と同じアプリをしたいって言えば、iPhone買ってくれるかも!?)
娘「友達とLINEがしたいの」
父(友達とLINE?)
父(LINEだけならAndoroidの格安スマホででええやん!)
父「わかった!買ったる!」
娘「やった!パパ大好き!」
こういう悲しいすれ違いがあったと思われます。
で、期待MAX状態の娘さんに、実際に手渡されたのは格安スマホ・・・。それは泣いてしまうかもね・・・。落差が大きすぎて。
悲しい事件は繰り返す
この話だけだと、近頃の父娘のすれ違いって気がしますが。実際、こういう話、昔っからありましたよね・・・。
例えば、自分の場合。
聖闘士星矢が大人気だった小学校低学年の頃。祖父に「星矢のクロスを買ってきて」と頼んだら・・・間違えて「ブラックアンドロメダのクロス」を買って来られました。
なぜブラック!それもアンドロメダ!
同じブラックなら、フェニックスの方がよかったよー。
あの時は、祖父に軽く殺意の波動が目覚めたりしました。まあ、しばらくぶんむくれながらも遊びましたが。
そして8歳下の弟の場合。
ちょうど、全国的にたまごっちが大ブームの時期。品薄のたまごっちを欲しがった弟に、母上が買い与えたのは「ぎゃおッPi」・・・。
いわゆるたまごっちのバッタものです。
画像引用:http://blog.zaq.ne.jp/virtualpet/article/64/|TAMAGOTCHI SPLIT
餌をやったり、うんちを掃除したりと、やれることは本家と同じ。ただ、生まれるのがただの恐竜という・・・。うーむ・・・。
あと、我々よりちょっと上の世代ですが、「親にファミコンを買ってくれと言ったらカセットビジョンを買ってきた」ってやつ。けっこう有名な話ですよね。ファミコンよりかなり安価なゲーム機だったので、日本中に多くの悲劇が発生した模様。
歴史は繰り返すのですね・・・。
結局、何がまずかったのか?
これらに共通するのは、機能的には大体同じだけど、子供にとってはまったく別のものってこと!
親的には、同じことができて、安かったり手に入りやすかったりするんだから、これでいいじゃん!ってことなんでしょうが、子供的にはそのチョイスはナンセンスなんですよ!
だって、欲しかったのは星矢のクロスであり、たまごっちであり、ファミコンなんですから!
同じことができたってダメなんです。うれしくないんです。
父親の失敗は、まさにこれ。買ってしまう前に、娘にどの機種が欲しいか聞いておくべきだったんです。同じように使えるからいい、じゃなくてね。
「格安スマホでいい?」って聞いたら、絶対「いらない」って言われたはず!(笑)
娘が欲しかったのは、友達とお揃いのスマホだったんだもの。
娘さん!ブラックアンドロメダ買われたワタシにはその気持ちわかるよ!
まとめ
コミュニケーションって難しいですね。特に年頃の娘と父親っていうセンシティブな関係だとなおさら。だから、会話が少なくなりがちな時こそ、明確な意思疎通が必要なのかも。
父「スマホ何が欲しい?」
娘「iPhone!」
父「実質0円終わったし、高いから無理!」
娘「パパ、大っ嫌い!」
・・・サヨナラ、家庭円満。
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