鼻がつまっても市販の点鼻薬を使ってはいけない理由

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家の周りでは梅の花が咲き始めました。

気温はまだまだ低いですが、ほんのり春の匂いが漂ってきましたね。

 

ただ、春といえばあの季節。

そう、花粉症の季節です。

 

花粉が原因の鼻炎に悩まされている方は多いでしょう。

鼻のかみすぎでティッシュ負けで鼻が痛かったり。

鼻づまりで安眠できなくて、日中に極度の眠気に襲われたり。

集中力も欠けてしまうし、辛すぎる。

かくいうワタシも、重度の鼻炎に悩まされてきました。

 

そんな時、ついつい頼ってしまったのが市販の点鼻薬。

2・3回噴霧するだけで、鼻の通りがスーッとなって一気に楽になりました。

 

「なんだ。これで解決じゃないか」

最初はそう思ってました。

 

でも、実はとっても怖い薬なんですよ、アレ。

決しておススメできない副作用があるんです。

 

理由は血管収縮剤

市販の点鼻薬には血管収縮剤が配合されています。

この成分には、鼻の粘膜の血管に作用して、腫れを引かせる効果があります。

即効性もあり、鼻づまりをすぐ解消させることができます。

 

そのため、ついつい使ってしまいがち。

でも、問題は、その副作用。

 

はじめのうちは、1回の点鼻で鼻がスーッと通って、気持ちいいんですが、徐々に効きが悪くなります。

また、血管収縮剤の副作用で、粘膜が肥大化してしまうこともあります。

(ワタシの場合、かなり腫れてしまいました)

 

これにより、症状は悪化の一途。

最初は1日1回くらいで済んでいたものが、2回3回と増えていきます。

 

ワタシの場合、最終的には1時間に2回くらい使用するほどになっていました。

もう、点鼻薬中毒ですね。

 

この状態になってしまうと大変です。

日中はよくても、就寝中は最悪・・・。

鼻づまりで寝れなくて、枕元に点鼻薬を置いてそのたびに使っていました。

そのせいで極度の寝不足に・・・。

あの時は仕事中にも眠気を催して大変でした。

 

また、市販の点鼻薬は決して安いものではありません。

毎月2本以上は購入していたので、財布にも大ダメージ。

ダブルで痛い状態でした。

 

 

アルゴンプラズマ手術で解決・・・のはずが

と、身の危険を感じるほど不快な状態を過ごしていましたが、アルゴンプラズマ手術と出会い、症状が一気に改善。
アルゴンプラズマ手術で鼻の粘膜を焼いてからはすこぶる快調。
腫れる粘膜がないから鼻づまりになることもない。

これは素晴らしい!

と思ったのは束の間・・・。

ワタシはまだ、市販の点鼻薬の魔力から逃れられていなかったのです。

 

市販の点鼻薬の中毒性

手術後、たしかに鼻は通るようになりました。

点鼻薬も血管収縮剤がないタイプ(ステロイド入り)のものを処方され、問題ないはずでした。

 

しかし、処方された点鼻薬が切れた頃、私はこんなことを思うようになっていました。

 

「あの、鼻がスーッとする感覚がまた味わいたいなぁ」

 

欠陥収縮剤の入っていない点鼻薬には、症状を抑える効果はありますが、欠陥収縮剤ほどの即効性はありません。

そのため、あの一瞬でスーッと鼻づまりが治っていく快感をもう一度味わいたいと思ってしまったのです。

それから、病院で処方してもらわず、市販の点鼻薬を購入してしまったワタシ。

 

・・・結果、1年もしないうちに、また重度の鼻炎になってしまいました。

 

もう市販の点鼻薬は使わない!

1回目の手術から9か月後。

鼻炎に逆戻りしたワタシは、2回目のアルゴンプラズマ手術を行いました。

 

その後はさすがに猛省し、市販の点鼻薬は一切使わないように気を付けています。

それからは、半年に1度くらい通院し、ステロイド系の点鼻薬「フルナーゼ」を処方してもらって使っています。

この薬は副作用がないようで、前回の手術から3年半たちますが、いまだに鼻は通っています。

 

ちなみに最初は4本の処方でしたが、「忙しいのであまり通院できないのでたくさんください」と言ってみたら、8本くれるようになりました(笑)

ありがとう、先生!

 

最後に

以上、市販の点鼻薬の怖さをお送りしました。

あくまでも個人の体験談ですが、中毒性もあり、絶対に使ってはいけない薬だと思っています。

 

鼻づまりに悩んでいる方。

「アルゴンプラズマ手術+処方の点鼻薬」で長い時間、快適に暮らしましょう。

 

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