来週、4月18日にクレヨンしんちゃんの新作映画が封切りとなります。
タイトルは「クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃」
今回の舞台はいつもの春日部じゃなくて、なんとメキシコ。会社から転勤を命じられたひろしは家族と一緒にメキシコへ。そこで巻き起こるドタバタストーリー。(この言い回し、何にでも使えそうですね(笑))
ゲスト声優に、HKT48の指原莉乃、日本エレキテル連合を起用。これはちょっと不安要素。低音ボイスな指原と、完全に旬を過ぎた感のあるエレキテル連合のコンビが悪影響を及ぼさないことを祈ります。
まあ、この映画の感想はおいおい書くとして・・・。
今回は前作である「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」への熱い想いを語っていきます。
「ロボとーちゃん」とは?
あらすじ
wikipediaより
クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた謎の美女に連れられ、マッサージも兼ねてエステの「無料体験」を受けることに。
エステを終えて家に着いたひろしだったが、そこで自分の体がロボットになっていることに気づき、ビックリ! ロボットになった自分を前に警戒心むき出しのみさえに対し大喜びのしんのすけ。
そんな中ひろしは、自分の体がロボットになった原因があのエステサロンであったことに気づく。それは、邪険に扱われる日本の弱い父親達の復権を企てる『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀だった。
「家族は、オレが守る!!」
崩壊寸前のカスカベを前にロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、しんのすけと共に立ち上がる。
「もしもひろしがロボットだったら?」
これが、今回のテーマです。
(ちなみにこれ、ものまねタレント、コロッケの定番ネタ「もしも◯◯がロボットだったら?」のオマージュですね。コロッケが声優で参加していることからも間違いない)
人間のひろしがロボットになってしまうという、いつも以上にインパクトのある展開。
「これは、笑わせにきてるなー」、冒頭のシーンからもそう思います。
しかし、実際はこのテーマを使って、4つの大きな流れを作ることで、リズム感のあるとてもエンターテイメント性を持たせた作品になっています。
4つの大きな流れ
序盤は「苦悩」
序盤は、主に「ロボになってしまった苦悩」が描かれます。
・ロボットだから気持ち悪がられる
・みさえにも警戒されまくり、シロと一緒に外での生活を余儀なくされる
・ロボットだから燃料がないと動けない
・機能はたくさん付いてても、無駄な機能が多い
「ロボットあるある」の負の部分が語られるわけです。
もちろん、表面上はギャグで彩られてるので、子どもは大笑いですよ。
燃料の油を肛門から石油ポンプで注入するシーンとかね(笑)
中盤は、苦悩からの「開放」
苦悩の後は、ちゃんとカタルシスをくれます。
通常、生身のひろしは、どちらかというとダメなお父さんって描かれています。すごいのは「足が臭いくらい」
でも、ロボひろしは違います。ロケットパンチは出せるし、飛べるし、固い。料理もすごいし、仕事もバリバリ!
そのギャップが「気持ちいい」んですよね。さっきまでの「苦悩」が解決されることで、もの凄くカタルシスを感じることができるんです。この気持ちよさが、エンターテイメントには大事。
後半は、スピード感
中盤を過ぎると、ひろしをロボにした悪の組織が明らかになり、本編がクライマックスに向かって動き出します。
「誰が悪なのか?」「何が目的なのか?」
アクションシーンも徐々に増え、スピード感を増していきます。
ロボとーちゃんと悪のロボットのバトルシーンもあり、ハラハラドキドキです。
そして、衝撃のラストでの「感情移入」
ラスト前くらいで、「ひろしがどのようにロボットになったか?」が判明します。
これが、衝撃的で・・・悲しいんです。
「自分の存在とは何なのか」「家族を守るにはどうするか」・・・考えさせられます。
思っている家族がいれば、きっと、心を打つはず。
私?もちろん、涙腺崩壊、顔面グジャグジャでしたよ。
まとめ:「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」が最高傑作!
世間では「オトナ帝国の逆襲」が最高傑作のような風潮がありますが、正直大したことないですよ。
あれは、「子ども映画風の、大人が楽しめる大人のための映画」です。
それは正しい子ども向けアニメーションの姿ではないと思います。
大人が懐かしがっているだけで、エンターテイメント作品としてはこちらの「ロボとーちゃん」の方が断然上です。
クレヨンしんちゃんの映画はこの作品が22作品目ですが、この作品が最高傑作であると、自信を持って言えます!
映画「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」は、「子どもと一緒に笑え、大人は泣ける、家族の映画」です。家族を持つ大人の方に、ぜひ見ていただきたい。
※本日、テレビ公開されていましたね。録画した人はすぐに見ましょう。
録画を忘れた人は、明日、すぐにTSUTAYAにダッシュしてください!
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