みなさん、理系の人ってどんなイメージですか?
オタクが多い?
専門用語ばかり使いたがる?
チェックシャツばかり着ている?
…はい、どれも正解です。
そして、もう一つ付け加えさせていただくと、コミュニケーションが苦手な人が多い。
理系の人たちはこだわりを持っていて、いい意味でも悪い意味でも変わった人間が多いです。勉強に打ち込むやつも趣味に打ち込むやつもハマり方が半端ない。やるならとことん突き詰める。
ただ、その反面、コミュニケーションが苦手な人が多いのも事実。相手がわからない専門用語をお構いなしに使うし、相手の気持ちを考えずに結論ばかり言うし。共感?何それおいしいの?状態。
さて、そんな理系の男子が恋をしたらどうなってしまうのか?その答えを知るのにバッチリなのがこのマンガ。「決してマネしないでください。」です。
コミュニケーション下手な掛田くんがおもしろい
物語の舞台はとある工科医大にある実験サークル。そして、そのサークルに所属している物理学部の学生、掛田くんが主人公です。6歳で積み木で因数分解をし、平常心を保つために素数を数えてしまうほどの超理系人間。もちろんコミュニケーションが苦手です。
そんな掛田くんが、ある日、学食のおばちゃん(24だけど)飯島さんに恋してしまった!
そこで、掛田くんは勇気を振り絞って告白しました。
画像引用:コミックス1巻1ページより
…もちろん結果は撃沈です。
問題は、掛田くんが言葉のキャッチボールが全くできていないこと。つまりコミュニケーション力不足です。好きと言う気持ちはあれど、相手に伝わらなければどうしようもない。
キャッチボールのコツは、相手が捕りやすいようなボールを投げることですが、掛田くんは相手の方に投げるどころか、自分の後方に向かって投げています。とんだ大暴投。これじゃあ相手も捕れませんよね。
ちょっと仲良くなってきても…。
画像引用:コミックス2巻31ページより
こんなの伝わるわけないじゃん!あー、もどかしい!!!
でも、当の本人はいたってまじめ。本気で飯島さんのこと好きなのに、うまく伝えることができないんですよね。この辺がかわいくってたまらない。ついつい応援したくなります。
物語を通して、掛田くんは飯島さんに想いを伝えられるよう努力します。どうしたら一般女性に伝えられるか?わかりやすい言葉で話せるか?しかし、くせでついつい物理用語や数学用語を披露してしまって自爆!そんな姿もまた微笑ましくてニマニマしちゃいます。
とはいえ、小学生の時からこれだもの。なかなか難しいか。
画像引用:コミックス3巻93ページより
実験サークルと仲間たちがおもしろい
物語の主軸は掛田くんの恋ですが、舞台である実験サークルの仲間と過激な実験も見どころです。専門知識とおバカな実験テーマが重なり合って見ごたえあります。
例えば、火だるまのスタントマンがどうして大丈夫なのかを実験で実証してみたり。
画像引用:コミックス1巻14ページより
鶏ムネ肉に電流を流して高級地鶏に変えてみたりと、とんでもな実験ばかり!(しかもこの後、コーヒーポットで調理します)
画像引用:コミックス2巻104ページより
メンバーも一癖も二癖もあり、それぞれキャラが立ってて魅力的。掛田くんとのやり取りなんか大好き。理系男子たちのおもしろおかしい会話が楽しめます。
画像引用:コミックス1巻71ページより
ああ、すばらしきかな理系大学の世界。理系人間を知らない文系の人にもわかってほしいなあ。
まとめ
実験室の仲間のアドバイスで掛田くんは徐々にコミュニケーション力を身に付けていくんですが、果たして、飯島さんに自分の想いを伝えて幸せになることができるのか!?
二人の会話のキャッチボールの上達具合がおもしろいので、ぜひコミックスを読んで結末をご覧くださいませ。
全3巻なのでまとめ買い推奨です。
単品はこちらから
コメント