プチ贅沢な伊豆旅行の巻(後編)。
翌日、早めに熱川を出発して、河津駅へ。
今年で25回目となる河津桜まつりへ行くのが目的です。
河津桜はこのあたりで2月上旬から3月上旬頃まで咲く早咲きの桜だそう。
花はちょうど見頃で、一足早く春を感じてきましたよ。
伊豆熱川駅から電車に乗り込むと、各メディアでも多く取り上げられた影響か、車内は観光客でごった返しており、さながら東京の朝のラッシュのよう。
河津駅に着くとほとんどの乗客が降り、ホームから改札まで地獄絵図。
Suica対応端末がひとつしかないため、Suica使用客が殺到。
そして、チャージ不足→精算所に行列のコンボ。
出かける方はモバイルSuicaへの加入をおすすめします(笑)
駅を降りてちょっと歩くと川があり、その川沿い3kmにわたって河津桜が立ち並んでいます。
川から見た光景。これが海岸まで続きます。
川沿いの遊歩道は両脇に桜が咲いているので、まるでトンネルの中を通っているよう。
河津桜の下には菜の花もあるので、コントラストがとても美しい。
天気がよく、開花状況も最高で、一足早い春を感じることができました。
桜並木のそばには多くの露天が出ており、海産物や果物など地元の特産品を売るお店や、焼きそばの屋台なんかもありました。
花より団子の人も飽きずに楽しめますのでおすすめです。
○伊豆 河津桜まつり情報局 → リンク
続いては、稲取つるし飾り祭り。
河津桜まつりの後は、河津駅から熱海方面に2駅、伊豆稲取駅に移動。
稲取発祥と言われる、雛のつるし飾りを鑑賞にいってきました。
つるし飾りとは・・・
稲取温泉に伝わる雛祭りには、古くからつるし飾りを飾る風習があったそうです。
高価でなかなか買うことができないお雛様の代わりに、お母さんやおばあちゃんが子どもや孫のために手作りしたのが始まりだそうです。
詳細は、稲取温泉の特設ページにて → リンク
メイン開催場所のひとつ、文化公園雛の館。発祥の地のノボリが出てます。
中に入ると圧巻のボリューム!
飾りがつるされたものが約100対あり、個々の飾りは約11,000個とのこと!
すごい、母と祖母の愛、半端ない。
「つるし」ひとつに、これでもかと括りつけられた飾りたち。
雛人形とのコラボレーションもあり。ご、豪華すぎる!
飾りはよく見ると色々な形があります。
入場時にもらえるパンフレットによると、飾りにはそれぞれ意味があるそう。
・花→「花のようにかわいらしく」
・亀→「長寿」
・まくら→「寝る子は育つ」
など・・・。
ひとつひとつ祈りながら作ったのでしょうね。
作り手によって形が若干違うので、飾りをよく見ていくと楽しいです。
まずはマクロ視点で壮大なつるし飾り全体を見てもらって、それからミクロ視点でひとつひとつの飾りを切り替えて見るのがおすすめですよ。
俵ねずみ。ねずみは「子宝に恵まれ、働き者になるように」との祈りが。
たこ。パンフレットには書いていなかった。「多幸」だろうか?
コメント