春といえば、恒例のクレヨンしんちゃんの劇場版の公開時期です。
2016年の映画タイトルは「爆睡!ユメミーワールド大突撃」
今回は、夢の世界が舞台だそうだけど、予告編を見たら、なにこれ、すごいコワいんですけど・・・。
ファンシー・カラフルな夢の世界から、灰色の悪夢の世界のギャップが・・・。
最近の作品は子供向けだけでなくて、大人も楽しめるようになっててますが、今回の作品、トラウマにならない?大丈夫?
まあ、キッズへの影響はともかくとして、昨年のサボテンも楽しかったし、今回の劇場版も見に行くでしょう。
ところで、クレヨンしんちゃんの映画って、今回の作品でなんと24作目なんですって。
でも、劇場やDVDで半分は見てますが、見ていない作品もあったりします。
今なら、プライム会員限定ですが、Amazonビデオで全部無料で見られちゃうんですよね。せっかくなら、全作見てしまおうか!
アクション仮面VSハイグレ魔王
ということで、まずは記念すべき第1作目を視聴。
「アクション仮面VSハイグレ魔王」(1993年)
懐かしい鉄板ネタがおもしろい
この作品、良くも悪くもテレビの延長といった感じがする。劇場版というよりは、テレビスペシャル?
オープニングは「オラはにんきもの」、しかもテレビと同じ(たぶん)アニメーション。そのせいか、特別感があまりない(笑)
ただ、最近はクレイアニメーションなので、逆に新鮮とも言えますが。
本編では、ストーリーよりも、定番ネタのオンパレード。「いつもの」しんちゃんで笑わせてくる。
最近はとんと見なくなった「ぞうさん」や、ふざけるしんのすけを黙らせる必殺の「頭ぐりぐり」がふんだんに使われていて懐かしい。
このあたりのネタって、PTAが文句言ったり、こどもに見せたくないアニメで1位になったりして徐々に使用されなくなったんですよね。個人的にはぞうさん=しんちゃんなのになぁ。もっと復活してほしい、ぞうさん。
あと、個人的に大好きな、園長先生の「組長ネタ」ね。
顔が怖いことを気にしている園長先生が、奥さんに「組長先生」って言われたとたん、ヤクザの口調で大見得切ってから我に返って落ち込むまでの流れ。久しぶりに見たけど、最高!
回顧厨ではないけど、やっぱり昔のしんちゃんは直球でおもしろい。
反面、テンポが・・・
と、テレビ版の楽しさは満喫できますが、反面、ネタが多すぎるせいか、展開が遅いですね。
全体が90分くらいの作品のうち、導入部分が45分くらい。
ここまできて、やっとハイグレ魔王のいる世界に到着して対決が始まります。そこからは、大団円までわりと駆け足で進んじゃって、「あれっ?もう終わっちゃったの!?」ってなる。
アクション仮面が苦戦してからしんちゃんと力を合わせて戦うところとか、見せ場があっさりと終わる。
懐かしのネタは楽しいんだけど、ストーリー展開は淡泊で物足りないという印象。惜しい!
採点!
ストーリー:★★☆☆☆
笑い :★★★☆☆
鉄板ネタ度:★★★★☆
総合 :3点/5点
場面場面では爆笑もあったものの、全体を見ると、ストーリーもギャグも一線を越えられず、ちょっと不完全燃焼・・・。
テレビ版が大ヒットしてからの劇場版、さらに1作目ということで、あまり冒険できなかったかな?
ただ、ここから23年も続いている第一歩としては立派でしょう。
「素晴らしき古典」として、一度は見ておくことをおすすめしておきます。
あ、1点、小さい子に見せるときはご注意を。
だって、「ぞうさん」ネタは3回もやってるし、コマネチポーズで「ハイグレ!ハイグレ!」と叫ぶシーンも多数あるので!
真似しちゃいそうな子には見せないように(笑)
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