ゴールデンウィークで宮城の妻の実家にお邪魔中。お昼前、お義父さんから「餃子を食べに行くぞ」とのお誘いが。餃子大好きなのでこれはうれしい。ルンルン気分で車に乗る。お店はどこに行くんだろう?
てっきり餃子の王将かな?と思っていたら…あれ、ずいぶんと車を走らせるなぁ?…あれれ、高速道路に乗ったぞ!?
いったいどこへ連れていかれてしまうんだ?
やってきました「餃子の照井」
そこから1時間半くらいドライブ。到着しました!「餃子の照井南矢野目店」!
…って、ここ福島県じゃないか。ちょっとコンビニ行く?くらいのテンションで福島まで来てしまったよ。お義父さま、すごく…遠いです。
円盤餃子とは?
福島県福島市の餃子は、戦後満州からの帰国者が店で提供したのが始まりといわれ、餃子専門店が10数軒ある。独特の形状の「円盤餃子」が主流で、餃子をフライパンに円盤状に並べて焼き上げ、そのまま皿に移して出される。小ぶりで皮が厚く具に野菜が多いため味はあっさり系で、にんにくは具に入れず薬味として使う店が多い。餃子専門店を中心に「ふくしま餃子の会」が結成され、餃子の町としての観光PR活動を始めている。
引用:餃子 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%83%E5%AD%90
福島県の名物料理と言えば、喜多方ラーメンと浪江焼きそばって印象。ただ最近は、この円盤餃子というのも有名みたいですね。知らなかった。
餃子の照井とは?
飯坂温泉が本店の円盤餃子の老舗。昭和28年創業だそう。ポッと出のB級グルメと違い、長い歴史を持っているんですね。今回来訪した南矢野目店の他に、福島駅の東口にも店舗があります。
ちなみに元祖はこちらの満腹さんが名乗っているようです。ただ、創業はどちらも昭和28年なので、タッチの差?
行列との闘い
行列がすごい
しっかし混んでいる。12時20分くらいに到着しましたが、お昼時ということもあり、すでに長蛇の列。この時点で心がポキっと折れそうになりましたが、ここで踵を返して幸楽苑に逃げ込むなんて選択肢はありません。並ぶしかないんだ。
ちなみに写真は晴れて見えますが、お天気雨(小雨)が降っています。春ではあるが、さすがは東北。肌寒い。並んでいる同志たちも震え上がっていました。
衝撃の事実が
それから、気の遠くなるような時間、雨の中待ち続けました。途中からお天気雨から本降りへ変わり、強風が吹き荒れる。寒い、とにかく寒い!
震えながら待つこと1時間半くらい。やっとこさ屋根の中まで進むことができ、ほっと一安心。雨風しのげるだけでだいぶ違うわー。
こちらが店内に入るドア。餃子屋さんとは思えないかわいいルックス。まるでカフェのよう。これは入るのが楽しみ。
しかし、ここで衝撃の事実が判明。店のドアの横にある黒板にはこんな文字が。
え?餃子とラーメンしかないってどういうこと?
味玉ラーメンとか、味噌ラーメンとか頼みたかったのになぁ。これは残念。
あと、この値段、食べログとかで見たのより高いような…。休日価格?人気あるからってちょっと強気じゃないですかねぇ。
店内はまるでおしゃれカフェ
店内はこのようにおしゃれな雰囲気。この写真だけ見て餃子屋さんとわかる人が何人いるでしょうか?シフォンケーキとカフェラテでまったりって感じでしょう?実際に出てくるの餃子とラーメンだからね。
実食!円盤餃子
席について注文。とはいえ、餃子とラーメンしかないので個数だけ。大人3人幼児1人で、餃子(22個入り)を2皿、ラーメン3つを発注。ご飯がないのが残念ですがしょうがない。
ちなみに、フードは追加注文NGで、飲み物は追加OKだそう。
円盤餃子が登場
注文から30秒くらいで餃子が到着。秒速でキター!並んでお腹ペコペコだったからこれはうれしい誤算。客が多いから作り置きしているんでしょうね。
※写真は餃子1皿(22個入り)1490円。
餃子の感想!
パリパリというよりもカリカリでクリスピーな食感。焼き餃子というよりは揚げ餃子に近い。
食べてみると意外にあっさり。具は肉が少な目で野菜が多めの配合。さらに皮に対して具が少な目。そのおかげでパクパク食べられてしまう。
カリカリの皮を味わうのが目的なのかな?例えるなら、博多の鉄鍋餃子から肉々しさをなくした感じ?お酒に合うけど出しゃばらない。素朴でおいしい餃子。
1皿22個ですけど、大人ならペロッと食べられると思います。5歳の姪っ子も10個くらい食べてましたよ。まあ、ワタシにはドリトス1枚と同じくらいの軽さに感じましたが←軽すぎ
ラーメンだ!
続いて発注していたラーメンが到着。澄んだしょうゆ味のスープに、ネギ・メンマ・ノリ・チャーシューのトッピング。懐かしい風景だ。
※写真はラーメン810円。
チャーシューがうまい
ラーメンをすする。ああ、懐かしい昔ながらのラーメンだ。麺もスープも出しゃばらず飽きずに食べれられます。昔食べていた食堂のラーメンってこんなんだったなぁと感慨にふけりながら食す。
その中で輝きを放っていたのはこのチャーシュー。しっとりしていて赤身のおいしさがしっかり味わえます。もも肉のチャーシューはパサつくものが多い中、なんだろうこのしっとり感は。繊維のほぐれていく食感が楽しい。これがたくさん乗ったチャーシュー麺が食べたかったな(笑)
感想!
はじめての円盤餃子。知らなかったけどなかなかおいしかったです。餃子はあっさりでペロっといけますが、逆に単品だとちょっと物足りないかも。ライスが置いていないので、ラーメンも一緒に注文することをおすすめしておきます。
しかし、1時間半並んだことと、思いのほか値段が高かったのが残念。イベントと割り切ればOKですが、また食べに行きたいかと言われるとちょっと微妙かも…。
最後にお店情報
と、感想はここまでですが、簡単にお店の情報をご紹介しておきますね。
順番待ちのシステムは?
順番待ち用の名簿への記入はありません。行列の最後尾に並んでひたすら待つのみです。
難点として、行列する場所の大半に屋根がありません。雲行きが怪しい時は傘必須ですよ。
駐車場は?
お店の敷地内に10台ほど用意されています。また、少し離れたところにも10台ほど停められるらしい(未確認)
敷地内の駐車場をゲットできれば、あとは代表者に並んでもらって、残りの人は車で待機するのがよいと思います。
場所は?
餃子の照井 南矢野目店
今回訪問した南矢野目店はこちら。福島飯坂インターから南に行きます。車で5分くらい。
餃子の照井 飯坂本店
本店も福島飯坂インターからのアクセスが便利。北へ車で10分くらい。
以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
休日にはクリスピーな円盤餃子を食べて、家庭エンバン(円満)でいきましょう。
おあとがよろしいようで。
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