賃貸物件にお住まいのみなさま。
ずっと同じ物件に住み続ける方もいらっしゃるかと思いますが、大半の方はライフステージに合わせて何回かは引越ししますよね。
引越しは楽しいものの、何かと物入り。新居の契約や引越しにはまとまったお金がかかります。また、インテリアや家電も新調したくなるもの。お金は出て行く一方です。
しかし、出て行くばかりではないんですよ。引越しする際に戻ってくるあのお金のこと、忘れていませんか?
戻ってくるお金とは?
「ああ、敷金ね。知ってるよ!賃貸民ナメんな!」
何回か引っ越ししている方ならこう言うでしょう。
そう。メジャーなのは「敷金」
契約時に家賃の1~2ヶ月分を預けておいて、家賃の未払いや壊してしまった備品の修理などに充当するお金です。
家賃をきちんと支払って、部屋もキレイに使っていれば結構な額が戻ってきます。
ただ、これは当たり前。解約時に不動産業者が入れば何も言わなくても戻ってきます。返さないと契約違反になっちゃうので。
しかし、今回の記事で紹介するのは別のお金なんです。
それは「解約返戻金」
そのお金とは「火災保険の解約返戻金」です。
賃貸物件の場合、契約時に火災保険にも加入します。
部屋を燃やしちゃったり、水回りの漏水などに備えて加入が必須とされています。
保障期間は物件の契約期間と同じ2年が多いかと思いますが、この保険料ってだいたいは「前払い」なんですよね。
「あれ?前払いってことは、契約期間中に引越した場合はどうなるの?」
そう!そこなんです!
誤解されがちな点ですが、前払いだとしても掛け捨てではないんですよ。
2年分の前払いですが、契約自体は1ヶ月ごと。
24ヶ月分の前払いと同じことなんです。
だから、1年で引っ越しした場合は、残り1年分の火災保険料が返ってくるんです!
ただ、注意点があります。それは自分で解約する必要があること。
契約後にもらえる契約証書に解約の連絡先が書いていますので忘れずに電話しましょう。
2年で2万円なら1ヶ月800円くらい。そんなに大きな金額ではないですがしっかり取り戻しておきましょう。
火災契約は放っておいても自動で解約されないので、そのまま2年間契約が続いてそれでオシマイ。住んでもいない部屋に保険かけていることになっているので無駄ですよ!
引越し時には火災保険の解約を忘れずに!
まとめ
なーんて、偉そうなことを言いましたが……すいません、ワタシ忘れてました!
実は5月末に引っ越ししたものの、すっかり解約手続きを忘れておりました。そして現在、前居の火災保険の解約書類を書いたところです。
18ヶ月分で14,000円くらい戻ってくるそうなので、振り込まれたら焼き肉でも食べに行こうと思ってます(笑)
ちなみに火災の解約については、親切な不動産業者さんなら解約時に教えてくれるかもしれませんが、業務範囲外なんでお知らせしなくても問題ありません。だから知らない人もいるんじゃないかなーと思って書きました。「初耳ィィィ!」って方がいたらウレシイです。
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