胃がんリスクのピロリ菌!投薬治療が終わったので感想を

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みなさま、ピロリ菌ってワード聞いたことありますか?

そのネーミングのインパクトから、一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。
しかし、実際にピロリ菌に遭遇する機会はあまりないと思います。

ピロリ菌は感染したからといって、即病気!ってわけではありません。
また、検査してみないと感染がわからないんですよね。

だから、ピロリ菌の話を聞きたいと思ったら、なかなか難しいわけです。両親、祖父母・・・誰かいるかな?

「安心してください、ここにいますよ!」

ワタクシ、ひっそりとピロリ菌に感染しておりました!(笑)
今週、やっとこさ除菌治療が完了したのでピロリ菌について語らせてください。

 

きっかけは


そもそも、始まりは昨年の健康診断。
35歳の節目検診ということで、本格的な人間ドックをしてきました。

その中に「胃がんリスク検診」というオプション検査があり、ついでだからと軽い気持ちで受診してみました。しかし、この検査で陽性反応が出てしまったのです!

血液検査が陽性、かつ慢性胃炎もあることから、所見は「ピロリ菌感染の疑いが強い」とのこと。やばい。35歳、ピロリ菌デビューです。

「え~、でもピロリって響きがちょっとかわいくない?」
「ここのブログ名も、ピロリンクにしちゃったら?」

・・・そんな風にフザケている場合ではありません。このピロリ菌、とっても怖い菌なんですよ。

 

ピロリ菌の恐ろしさ


名前はかわいいピロリ菌。
しかし、ネット検索してみたらこんな記事が・・・。

がんの原因になる要素には感染症のほか、喫煙や生活習慣、遺伝などがありますが、日本人の場合は感染症によるがんが計25%程度と、米国の10%、欧州の6%より高いことが分かっています。感染症によるがんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による子宮頸(けい)がんが2~3%、肝炎ウイルスによる肝臓がんが10%、最も多いのがピロリ菌による胃がんの15%です。
今、日本人がかかっている胃がんの98%はピロリ菌感染によるものです。ピロリ菌は1982年に発見され、その後にがんだけでなく胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも関連することが分かりました。

引用:https://www.jca.gr.jp/public/seminar/023/001_asaka.html~日本癌学会|第23回日本癌学会市民公開講座 講演1「胃がんで亡くならないために何をなすべきか」

日本人の胃がん原因の98%がピロリ菌ってことは、ピロリ菌感染者=胃がんになる人間と言っても過言ではありません。

ググってみたら、ピロリ菌に感染している人と感染していない人で、胃がんの発生率を調査したところ・・・。

感染していない人からは胃がん患者が出なかったが、ピロリ菌に感染した人からは、なんと3%の胃がん患者が出たとの報告もあるらしい。ひゃー怖い!

しかし、逆に、ピロリ菌がなくなれば、胃がんになる確率を大きく下げることができるということでもあります。

では、どのようにして除菌できるのでしょうか?

 

ピロリ菌を除菌するには?


ピロリ判定をいただいた検診結果に再検査との記載があったので、恐る恐る消化器科へ。
まさか手術か!?
と思いきや、担当医からは手術はないとのこと。

なんと、ピロリ菌は投薬治療で退治できるらしい。
薬を飲めばほとんど除菌でき、1回でダメでも2回飲めば、ほぼ完全に除菌できるとのこと。

ほっと一安心。

ただ、胃の内視鏡検査(胃カメラ)をする必要があるため、この日は処方箋はもらえず。
後日に予約を入れることに。

人生初の胃カメラだ、こわーい。

 

胃カメラ検査


日が変わって、胃カメラ検査の日。
口から入れか鼻から入れるかを選べましたが、鼻の手術経験が豊富なワタシは鼻からの挿入を選択。

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準備

鼻からの胃カメラ検査。

まず、鼻の奥が傷まないよう、麻酔薬ゼリーを挿入されます。これが、苦いの!鼻なのに!鼻にも味覚があるのか!とビックリ。しかも、この状態で10分くらい放置される。つら~い。

 

検査

放置後、撮影専門の先生が到着。
体の左側を下にして、横向きに診察台に寝そべったら、鼻からチューブを挿入していきます。

麻酔のおかげで挿入自体は痛くない。が、鼻から食道にかけての外壁にチューブの重みがズッシリとかかり、少し痛い。

胃までチューブが到達したら、作業開始。

撮影のため、胃内に空気を大量に送り込まれる。痛みはないが、お腹が張る感覚で、気持ち悪い。何も食べていないのにゲップが大量生産されているような不思議な感覚。

その後、撮影。シャッター音がするわけでもないので、撮影されている感じはしない。外壁の痛みに耐えながら、ひたすら5分位待って終了。

診察

撮影後、最初の担当医さんの診察。

何枚か画像を見せられながら、ピロリ菌が原因の胃炎があると説明される。胃がんでもあったらどうしようと思っていたので、ひと安心。

状況が把握できたので、やっとこさ投薬治療の開始となります。一手間かかりましたが、万全を期すためと考えれば仕方がないでしょう。

 

抗生物質を用いての投薬治療


今回は、7日間分の抗生物質+胃腸の調子を良くする薬が処方されました。担当医曰く、これを飲みきれば、ほとんど除菌されるそう。

ただし注意点が2つあります。これを守らないと、しっかりと除菌されません。
1.間が空かないように服用すること
2.服用期間中はアルコール厳禁

社会人生活をしていると、意外とハードル高いかもです。「接待とかイベント事があったらダメじゃないか!」と思うでしょ?でも、服用開始期間は自分で決められますので安心です。

なので、飲み会とか旅行の予定がある場合は終わってから始めるなどして、必ず7日間確保できる期間で服用するようにしましょう。

飲んでみた感想

で、肝心の飲んでみた感想ですが・・・。

飲む際は全然苦味とありません。市販の風邪薬くらいの感じ。

しかし、お腹の中に入ると、効果がすごい。何か違和感?が胃から湧き上がってきます。

苦いような、臭いような変な感覚。これは、退治されたピロリ菌の死臭?苦しいとまではいきませんが、けっこう嫌な感じです。これが一週間、ひっきりなしなので、嫌いな人には辛いかも・・・。

あと、お酒が飲めないのが辛い!仕事で疲れて帰ってきた時に、冷蔵庫の琥珀ヱビスをスルーするのは精神的にかなり辛かったですよ(笑)

でも、胃がんになるリスクに比べればどうってことはない!はず。
ピロリ菌を倒すため、1週間だけ我慢しましょう。

 

まとめ


と、いうことで、7日間の投薬による除菌治療が終わりました。正直、ピロリ菌退治をした実感はありませんが、心なしか胃炎が和らいだ気がします。

実際にピロリ菌が全滅しているかは、3ヶ月後の受診の際に、呼気による再検査でわかるそうです。今回ので全滅しているといいな・・・。だって、全滅してなかったら、また7日間の禁酒になっちゃいますもんね(笑)

冗談はさておき・・・。

ワタシの場合、35歳の節目検診でピロリ菌を発見できましたが、胃がん発症のリスクを考えるともっと若いうちから検査しておいた方がいいです。個別で検査も受けられるみたいなので、気になる方は、ぜひお近くの消化器科へ!

ちなみに、Amazon見てみたら、こんなキットもあるみたい。
郵送で簡単にできるみたいなのでやってみてはいかがでしょうか?

と、気付いたらかなりの長文になってしまいました。
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!

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