さらば鼻炎!アルゴンプラズマ手術が花粉症に最高な6つの理由

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花粉症にお悩みの方、多いですよね。
私も重度の花粉症にずっと悩まされてきました。

花粉が舞い散り出すと、すぐに両方の鼻穴がつまってしまいます。
そうなると、匂いはしないは、食事はしづらいはで大変。

しかし、ここ数年は鼻がつまることがありません!

なぜなら、耳鼻科で副鼻腔の手術をおこなって、粘膜を焼いてしまったからです。
その名も「アルゴンプラズマ手術」!

今回は、この手術が花粉症や鼻炎に最高に効果的な理由を紹介しちゃいます。

アルゴンプラズマ手術について

正式名称

「アルゴンプラズマ凝固法」「アルゴンプラズマ療法」などと言われています。  

 

何をするの?

鼻の中には粘膜があります。

この粘膜が、花粉やハウスダストなどのアレルギー症状により腫れて大きくなることで、鼻腔が塞がれ、空気の通りが悪くなります。いわゆる鼻炎ですね。

粘膜が腫れるのは体質的なものであるため、基本的には投薬でしか防ぐことができません。
しかし、アルゴンプラズマ手術では、この鼻の中の粘膜自体を焼いて小さくしてしまいます。元の大きさを小さくすることで、腫れても鼻腔が塞がれないようにするのが目的です。  

 

副作用は?

粘膜を焼くので、術後しばらくは、やけどの症状が出ます。
おおよそ1週間程度は、腫れで鼻づまりがひどくなります。  

 

アルゴンプラズマ手術が最高な6つの理由

ここからが本題。実際に施術を体験したピリサワが、最高に素敵な理由を紹介しちゃいます。  

 

【1】手術が早い

麻酔が効くまでに30分程度かかりますが、手術自体は片側5分ほどで終わります。
トータルで、1時間あれば終わるので、会社帰りにも行けちゃいます。もちろん日帰りです。  

 

【2】効果が大きい

粘膜自体が小さくなるため、効果は抜群です。

花粉症が発症する時期でも鼻づまりがなくなります。
また、ダニやハウスダストなんかの鼻炎全般に効果があります。  

 

【3】効果が持続する

投薬によるものではないので、基本的には常時効果が発揮されます。 なお、粘膜は徐々に再生してくるため、永久に効果があるわけではありません。(と言われています) 再生具合は個人差なのでなんとも言えませんが、私の場合は、4年以上たってもまだまだ効果が続いています。  

 

【4】痛くない

鼻の中全体に麻酔するため、施術中は痛くありません!

ただ、麻酔が切れた後、しばらくは少々痛みが発生します。
やけどの痛みですね。

しかし、鼻炎にサヨナラできるなら我慢しましょう(笑)
(と言っても、歯医者の施術後くらいのものです)  

 

【5】安い

「手術ってことは、お高いんでしょ?」

いいえ、そんなことはありません。
保険適用されますし、意外と安いです。

私の場合、手術代金だけなら6,000円程度。(3割負担で5,530円でした)
前後の通院を含めたトータルでも10,000円程度で済みました。

 

【6】施術時期を選ばない

1年中、いつでも施術できます。

アルゴンプラズマと似た手術に、レーザー手術がありますが、こちらは時期を選びます。

レーザー手術の場合、鼻水が邪魔をするとレーザーがうまく粘膜まで届かず、上手に焼けません。そのため、鼻水が出る時期=花粉症の季節には施術できず、花粉症の方は症状が出る前に、早めに手術しておく必要があります。

その点、アルゴンプラズマは、鼻水を吹き飛ばしながら焼くことができるため、鼻水が多い花粉症の季節でも手術することができます。  

 

他の手法がダメな理由

レーザー手術がダメな理由

実は、アルゴンプラズマ手術の前に、レーザー手術も受けています。
その時に「レーザーはこりごりだ」と思ったので、その理由を書きます。  

 

手術が辛すぎる

これが一番の理由です。

何より、時間が長い。
片方の鼻で20分くらいかかりました。

レーザーは線で焼く方式のため、広範囲を焼くまでにはどうしても時間がかかります。
その間、鼻の奥を焼かれる感じを味合い続けるのがとても辛い。
(粘膜が焼ける匂いもとても苦痛でした……)  

 

時期を選ぶ

上述のとおり、鼻水が多い時期は施術できません。
「花粉症が辛くなってきたかも?」と思ったら遅いです。
症状が出始める前にしておく必要があります。  

 

投薬がダメな理由

次に、処方薬や市販薬などで対策した場合の問題点です。  

 

眠くなる

アレルギーを抑える薬は眠くなるものが多いです。
飲めば鼻炎は楽になるかもしれませんが、仕事や運転などに支障が出てきます。  

 

お金がかかる

短期間なら安く済むかもしれません。
しかし、投薬は継続して使用する必要があります。
長期間使用を続けた場合、出費が積み重なっていき、最終的にはお金がかかることになります。

 

悪化する

これは、市販の点鼻薬を使用した場合の体験談になります。
私は以前、市販の点鼻薬(血管収縮剤入り)を使用していました。

血管収縮剤が入った点鼻薬を使用すると、粘膜の血管が収縮され、使った瞬間は「スー」っと鼻が通ります。
この感覚がかなり気持ちよく、長期間愛用していました。

しかし、これには副作用があり、使用を続けると粘膜自体が大きくなり鼻炎がひどくなっていくのです。

そうすると、点鼻薬を使用し続けないといられないようになります。
最初は1日2,3度だったのが、段々多くなり、最後は1時間に1回ぐらいの頻度になってしまいました。

結果、レーザー手術で小さくした粘膜が1年ほどで元に戻ってしまいました。
血管収縮剤が配合されている点鼻薬は使用してはいけません。

この辺の話は別途記事にしています。
https://piri-link.net/shihan-tenbiyaku-ng/  

 

実際の手術例

以下の流れは、ワタシの体験談です。
受診する病院や個人によって変わるかと思いますので、参考程度にとらえてください。  

 

はじめに

まずは、アルゴンプラズマを取り扱っている耳鼻科を探しましょう。
Googleで「アルゴンプラズマ 地域名」で検索すればよいかと。 取り扱っている耳鼻科は多くないため、見つからない場合は都道府県くらいに範囲を広げて再検索です。

ピリサワは成城学園前の西城耳鼻咽喉科で施術しました。

先生がテキパキ診察・処置してくれるので、おすすめです。 電話(自動案内)での24H予約もできます。

西城耳鼻咽喉科アレルギー科
小児、中耳炎、アレルギー性鼻炎を得意とする成城の耳鼻咽喉科アレルギー科です。

※アルゴンプラズマ療法の説明ページもあるので、どうぞ。  

 

事前診察・検査

耳鼻科が見つかったら、診察を受け、アルゴンプラズマ手術を受けたい旨を伝えてください。

医師と相談の上、手術することが決まったら、血液検査のため採血をおこないます。
血が固まるかなどの検査で、手術するために必須のようです。

この時、一緒にアレルギー因子の検査もできますので、自分が何に対してアレルギーを持っているか知りたい方は、医師に申し出てみましょう。
私は、ダニ・花粉に強いアレルギーがありました。
※アレルギー検査は、別途料金がかかります。  

 

手術当日

血液検査に問題がなければ、晴れて(?)手術となります。

まず、鼻の奥に麻酔薬を染みこませた脱脂綿を「これでもか!」と詰め込まれます。
ちょっと息苦しくなりますが、麻酔が効かないと悲惨なので、ここはじっと我慢です。

その後、麻酔が効くまで、30分くらい放置されます。
口呼吸で乗り切りましょう。

麻酔が効いたところで、脱脂綿が抜かれ、手術開始です。
先生がジュジュっと焼いてくれます。

麻酔が効いていれば痛みはゼロ。
鼻の奥を処理する際に、少し振動が伝わるくらいです。
手術時間は片方5分程度。
あっという間に終わっちゃいます。

最後に、痛み止めや鼻の腫れを抑える薬などを処方されて、手術当日の通院は終了です。

 

術後1週間

この期間はつらいです。
焼いた部分のやけどが治るまでは、鼻づまりがひどくなります。

その間、大量の鼻水が出ますので、ティッシュは手放せません。
そして、出血が止まらないうちは赤い鼻水が出るのでビビります。
(鼻血ではない)

しばらくすると、やけど部分が「かさぶた」になり血は止まりますが、ゼリー状になったかさぶたが鼻の中にずっといるので、風邪をひいている時のような状態が続きます。
かさぶたは、術後の診察の時に、吸引で取ってもらえますので、それまで我慢しましょう。

 

術後2週間

かさぶたはできますが、徐々に少なくなっていきます。
それにともない鼻づまりも解消されていくので、だいぶ楽になってきます。
術後2回目の診察で問題なければ、晴れて終了です。パチパチパチ。  

 

まとめ

ということで、アルゴンプラズマ手術のおすすめ点をお送りしました。

1回の手術でしばらくの間しあわせになれるので、鼻炎・花粉症に悩んでいる方にはおすすめです。

花粉症の季節に、鼻が通るってとっても素敵ですよ!
弱点としては、施術できる病院が少ないことくらいでしょうか?
あと、当たり前ですが、効果があるのは鼻炎だけで、目の花粉症は防げません(泣)

こちらは目薬や、花粉対策メガネで対応しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました~。 よければ関連する記事もどうぞ! https://piri-link.net/shihan-tenbiyaku-ng/

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