ベトナムはリユース先進国家だった!驚異のリユース術とは?

ホーチミン市内
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没収されるとどうなるの?

没収されたものってどこに行くの?って気になりますよね。
先生が没収したゲームボーイとかマンガとか。
ピリサワの時代は、卒業の時に返されることが多かったです。
ただ、そんなに熟成されると、返してもらった時には既にゲームボーイカラーが出ていて複雑な気分になったりします。できれば、すぐ返してください。

ロケットニュースにこんな記事がありました。
【気になってた】中国税関が没収した iPhone6 の行方が明るみに / 税関の公開オークションに登場! 1台あたり8万3000円で落札される(ロケットニュース)

この記事を読んでいて、ベトナムでの記憶が蘇ってきましたので、書いてみたいと思います。

中国の税関はオークションに流すようですが、ベトナムの場合はどうなのでしょうか?

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それは海外研修でのこと

数年前のことですが、会社で実施している海外研修になぜか選ばれました。(サボリーマンなのに)
行先は東南アジアで、シンガポール・タイ・ベトナム。それぞれの国で、現地の文化や経済について学んだり、ホテルでビジネススキルの研修があったりという内容でした。
ま、一応研修という名目ですが、自由時間も適度に用意されており、グループで観光したり、買い物したりと、割と楽しめるようになっていました。

ベトナムでのツアーにて

ベトナムのホーチミンでは史跡巡りツアーか、市場とかを自由に散策するツアーのどちらかを選べる形で、参加者は半々くらいに分かれて別行動でした。
ピリサワは、妻の趣味である裁縫用の生地を買うため市場ツアーに参加したため、ここから先は友人から聞いた話となります。

クチトンネル

史跡巡りは「クチトンネル」という、ベトナム戦争時代にベトコンが作った全長250km以上のトンネルの見学がメインでした。
名前上は、「トンネル」ってなってますが、実際は「もぐらの穴」レベルの狭い空間で、ここで25年も暮らしながら戦っていたのかと思うと、ベトナム人ってすごい!と素直に感じられるのだそう。

とまあ、クチトンネル自体はよい史跡なのですが、そこのみやげ店がクセモノだったのです・・・。

みやげ店にて

クチトンネルに併設されたみやげ店では、海外旅行客向けに、ベトナムに関するおみやげが多数売られています。

その中に、銃弾のアクセサリーがあります。
実際の銃弾(もちろん火薬は抜き)を加工して、キーホルダーやチョーカーなどにしたもので、格安で売られています。

一見すると、安くてベトナム感もあって、リーズナブルなおみやげのようですが・・・

絶対に購入してはいけません。

なぜかというと、火薬がなくても、銃弾は海外に持ち出せない物品だから。そのため、空港の持ち物検査で見つかると没収されます。

なんじゃそりゃ!?って感じですよね。
海外旅行客向けに販売しているおみやげが、海外に持ち出せないという矛盾!

で、この問題。クチトンネルのみやげ店は知らないのか?というと、もちろん「知っています」。知った上で、海外旅行客に売りつけているんですね・・・。確信犯です。コワイコワイ。

友人は「銃弾は持ち出せないのでは?」と店主に質問したら「オーケーオーケーモチダセマスヨ!」と返事されたそう。その言葉に安心して、お子さん用に3つ購入したのに、結局没収され、お金の無駄に・・・。

空港関係者もグルだった!?

後で聞いたら、没収された銃弾アクセサリーは、またクチトンネルに運ばれるそうだ。そして、また同じように何も知らない観光客に売りつけるんだって。
どうやら空港関係者と観光スポットがグルになっており、上手く商品の循環が生まれているみたい(笑)

経済発展目覚ましいベトナムであるが、「リユース」については既に日本の先を行っているようです。

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