ニンテンドー3DSの大逆転裁判をクリアしました。
7月9日の発売から約２週間。通勤時間メインでのんびりコツコツ楽しんで終わりを迎えました。Amazonの評価はなかなか荒れ気味ですが、個人的には結構満足しています。
シリーズのファンとして、本作品をプレイするにあたっていろいろ思うところがありました。それは世界観を再構築したこと。
まず、舞台が明治時代のイギリスになったこと。そしてキャラクターが一新されたこと。これはカプコン的にも冒険だったと思います。なにしろ歴代シリーズで育てられた主要キャラクターを捨てるということですから。ヘタしたらファン離れが進んで売上が散々。そのままシリーズ終了という結末も考えれられるからです。
ぶっちゃけ、舞台と服装だけ変えてそのままやることも可能なわけですよね。
エドワード・ミツルギとか。
トーマス・ヤハリとか。
ワイヤー・ソー刑事とか。
……ヤバイ、超面白そう（笑）
あ、アウチ検事だけは……おっと誰か来たようだ。
脱線しました。
そういう安易な方式をとらずに１からキャラクターを作り込んだのは、マンネリ化してきた現代編をブレークスルーして逆転裁判というシリーズをさらに長く・強固にしていくという想いがあってのことでしょう。カプコンさんの挑戦、ワタシは全面的に支持します。
では、肝心の新キャラクターはどうだったでしょうか？軽く感想を。
引用元：CAPCOM:大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/
まず、主人公の「成歩堂 龍之介」
ナルホドくんこと成歩堂 龍一のひょうひょうとした感じやふてぶてしさを抜いた感じ。真っ直ぐで正直過ぎる、毒のないナルホドくん。
ハッキリ言って弁護士としてはまだまだ青臭い。ちょっと指摘されるだけで机に突っ伏すのはどうかと思うぞ。「弁護士はピンチの時ほど、ふてぶてしく笑う」ようにならないと（笑）
ただ、主人公としては感情移入しやすいキャラクターでもあるので、今後の成長が見られるとおもしろいかもしれませんね。
引用元：CAPCOM:大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/
次にヒロインの「御琴羽 寿沙都」
発言から振る舞いまで優等生な大和撫子。ガッツポーズがとっても愛らしくてツボ。ただ、優等生すぎるからか個性が足りない印象。マヨイちゃん、ハミちゃんくらいぶっ飛んでいてもよかったなぁ。
あ、得意のオリジナル柔道技「寿沙都投げ」で主人公を投げまくるのはマル。これが悪党に炸裂する日を期待しています。
そして、賛否両論があると思われる、シャーロック・ホームズとワトソンの登場。
みんなが知っていて思い入れがあるキャラクターだけにスタッフ的にも難しかったでしょう。しかし両名ともかなりの存在感。
引用元：CAPCOM:大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/
まずはホームズ。
ホームズは軽快で爽やか。でもちょっとウザいキャラに演出されてます。今回、主人公と一緒に推理するパートがあるのですが、名探偵と言いながら検討違いの推理を展開。それがいちいちウザい。主人公が指摘しなかったらどうなっていることやら。
しかし、イギリスに渡ったばかりの主人公にとってホームズは頼れる仲間であり友人。物語の重要な部分で助けてくれるのは必ず彼でもあります。むしろ本作の主人公ってホームズなんじゃないか。
引用元：CAPCOM:大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/
ワトソンというとおじさんのイメージですが、本作では「アイリス・ワトソン」という名前の１０歳の天才美少女！なんてウルトラＣの設定。
思いましたよ。正直「それはないだろう！」と。
しかし。プレイしてみるとわかりますがこれがなかなかいい。今回一番キャラが立っていたかもしれない。解決のキーマンかつムードメーカー。発明家として便利アイテムを出してくれるわ、法廷でも的確にアドバイスしてくれるわ、完全に寿沙都さんを食ってしまっている。本作のヒロインってアイリスなんじゃ（ry
とまあ、これらのメインキャラクターたち。最初は違和感があったものの終わる頃には感情移入しまくり。このキャラクターたちの話をもっと見てみたい！そう思うようにまでなってました。
なーんて考えていたら、エピローグで新たな謎が出てきてまさかの伏線残しエンド！？
どうやら成歩堂龍之介の物語はまだ続くようです（笑）
異議あり！！
きちんと１作品でストーリーを完結させてくれー！！！
くっそ、カプコンめ。策士。
次回作の大逆転裁判２、楽しみにしてます。くれぐれもダウンロードコンテンツで完結させませんように！
コメント